PDCAで結果が変わるたった一つのこと~重要なのは意味ではなく活かし方

ひんまに勉強術

PDCAはただの言葉です。
PDCAの本質について、簡単に分かりやすく解説いたします。
4分で気づきが生まれますよ。

博士
博士

PDCAを正しく理解すれば課題は達成され、問題は解決いたします。

PDCAとはなんですか?と言われて、
「Pはプラン、Dは・・・」と多くの人は、言葉の説明をはじめます。
間違いではないけれど、意味を知っているだけでは活かせないのです。

この記事の特徴・PDCAの本質が分かります
・PDCAを活用して結果を出せるようになります
・PDCAを通じて成長できます
または成長させることができます
問題を改善したい方
目標を達成させたい方に 是非おススメします
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■PDCAが上手くいかない理由

博士
博士

はじめにPDCAが上手くいかない理由を考えてみましょう。

ねずみちゃん
ねずみちゃん

意味も分からずPDCAやれ~って言われるよ。

うさぎくん
うさぎくん

計画作るけど忙しくて途中で諦めます。

多くの人が、計画を作り実行します。しかし続かない。
そしてまた心機一転ゼロスタートで計画からはじめます。

なぜこのようになってしまうのでしょうか?
それは「目的」を分かっていない事にあると考えています。

ねずみちゃん
ねずみちゃん

目的あるよ!

うさぎくん
うさぎくん

目的なら分かっています。

博士
博士

もちろん目的なんて分かっているという方も多くいると思います。
そこで簡単なご質問♪

『PDCAサイクルを回す目的はなんですか?』
・PDCAを教えたい。
・PDCAを活かしたい。
・PDCAを試したい。
答えはこの中にありますか?
もしくは・・・
・PDCAを使えば部下の管理が出来るから。
・PDCAは沢山の人が言うから正しいやり方だと思っているから。
・PDCAはもう古いやり方だから他の方法にしよう。すでにやっている。
・与えられた目標があるから計画しています。
・計画を作るのがルール。目標設定がルールだから。

などでしょうか。
残念ですが、どちらの考えでも上手くいくことはありません。

冒頭に申し上げた通りPDCAは言葉です。
言葉にこだわっても結果は出ませんし、言葉の説明をして満足してしまいます。
教えたつもり、分かったつもりで、成果の出ない言葉だけが伝わります。

私、品質まにあはメーカーで品質保証のお仕事をさせていただいております。
自社やサプライヤ様の品質担当、品質の管理責任者に関わっておりますが、
実に多くの方々が、“PDCAそのものを目的”にしております。
つまり、PDCAサイクルを回してるから、上手くいっていっている。
上手くいっていると勘違いをして、満足しています。
本質を理解しないまま、”PDCAは古い”という声もよく耳にします。

【 PDCAが上手くいかない理由 】
目的を分かっていないか、“PDCA”が目的になっている。

掃除の目的は?
掃除をすることではなく、綺麗にすることですよね?

ここから残り3分のお時間をください。
この記事を読んでいただくあなたの問題や課題、目標が達成できるのであれば、
PDCAと言う言葉にこだわる必要は全くありません。
(PDCAを活用した事例はこちらです)

■PDCAをごくごく簡単に説明

・PDCAサイクル 計画(Plan:プラン)
・PDCAサイクル 実行(Do:ドゥ)
・PDCAサイクル 評価(Check:チェック)
・PDCAサイクル 改善(Act:アクト)
職種や業種によってさまざまな捉え方、解釈があっても問題ありません。
品質用語は汎用性のある言葉です。
要は、
目標に対して計画してやってみて、
計画通りか確認して、
計画とのずれを修正する。
それを繰り返すということです。

■PDCAの間違った使い方を検証

PDCAは品質活動の中でよく使われる品質用語です。
統計的品質管理が日本に持ち込まれたときがきっかけと言われていますが、統計学者であるシューハート博士、デミング博士の影響によるものです。
シューハートサイクルと呼ばれることもありますね。

博士
博士

品質用語と言うことなので、
“問題解決型”と”課題達成型”の
QCストーリー二つの側面から考えてみましょう♪

(PDCAを活用した事例はこちらです)

・QCストーリー:問題解決型の場合(不良削減!)

今回は品質がテーマです。「不良を減らしたい」としましょう。
目標:不良を○○%減らします。

博士
博士

ねずみちゃんさてどうしようか?

ねずみちゃん
ねずみちゃん

まずは
Plan:計画を立てます。1ヶ月目○%削減、2か月目△%削減・・
Do:実行します。不良を出さないように“頑張ります”
Check:評価だから、不良が減ったか計算します。・・・。
Act:改善は何しよう・・・。

これは本当によくある話。
・気付けば数字の結果だけを追いかける。
・毎月、数字の報告をして、良かった悪かったとムダな会議を行う。
・不良の原因を分かっていない。
・やることが明確になっていない。

なんで不良を減らしたいのですか?
多くの管理者がこのように答えます。

上司 B
上司 B

「不良を減らした方が良いに決まっている」

・QCストーリー:課題達成型の場合(試験合格!)

品質のお仕事には様々な課題があります。
新しい製品の開発や生産性の向上など、設計部門や製造部門など幅が広い。
そこで今回は全ての人にが試験の経験者なので、「QC検定合格」としましょう。
目標:品質管理検定合格。

企業や上司命令で強制的に受験する方におすすめです。
合格する方法はこちら

博士
博士

目標はQC検定の合格。うさぎくんならどうする?

うさぎくん
うさぎくん

Plan:計画なので、試験日まで残り時間を数えて、勉強時間を確保します。
Do:問題集と参考書をひたすら解きます。
Check:自己採点します。
Act:間違った問題は復習します。

博士
博士

そうだね。この勉強方法でも合格できる試験はあります。
それはつまり実力があるもの。
課題と言うには難易度が低いものになります。
うさぎくんの勉強方法で合格できない場合はどうしますか?
充分な受験勉強が出来ない場合はどうしますか?

現状の実力では難しいことが課題です。
理想と現実があって、ゴールとスタートのイメージです。
スタートからゴールを目指すルートや関門が目標にあたります。
分かっているのにゴールできないことってありますよね。

ひんまに
ひんまに

何が足らないのでしょうか?
ちなみに、目的ははっきり分かりましたか?

【 PDCAの間違った使い方を検証 】
目標は設定するけど、目的がはっきりしていない。

どちらの場合もよくあること。いよいよ次が本題です。
“目的”を深掘りしてみましょう。

■PDCAが上手くいくたった一つのコト

博士
博士

PDCAが上手くいくコツ、それは気持ちです。

ねずみちゃん
ねずみちゃん

当たり前じゃん!

うさぎくん
うさぎくん

意外な答えですね。

 

きっと多くの方が同じ感想を持つと思います。
しかし、当たり前だからこそ気付いていない。
気付いていなくても成功している人は、問題ないでしょう。
なぜ私がこの当たり前のことをお伝えしたいかと言いますと、
この当たり前のことに“気付く”だけで、上手くいかなかった人が、
驚くほど上手くいくようになるのです。
PDCAの本質はこの“気持ち”なのです。

博士
博士

気持ちと言いましても、受け取り方でその解釈が変わってしまいます。
もう少し詳しく解説いたします。

目的を明確にするためには気持ちが大切だと考えております。
誰かの指示ではダメです。
建前や嘘もダメです。
自分の気持ちを確認して下さい。
自分と向き合ってください。
なぜやりたいのか?
理由は何か?

博士
博士

目的を間違ってはいけません。もう少し具体的に考えてみましょう。

あなたがPDCAを知りたい理由は何ですか?
PDCAを知りたいから
PDCAはみんなが使っているから
PDCAをやれと言われたから
どれも違うはずです。

博士
博士

仕事にしても家族のことにしても、お金や時間が重要です。
例えばお金の場合。

会社は利益を出さないといけないですし、生活の為にはお仕事をして収入を得る必要があります。
つまりはお金が欲しいわけです。
お金を稼ぐことが目的になるわけです。
ただし、
お小遣いを増やしたいのか?
生活費を稼ぎたいのか?
組織拡大の為には儲ける必要があるのか?
それは具体的に数字で言うといくらか?
お金を稼ぐ目的で、やることが大きく変わるはずですよね。

そして、
お気付きの人もいるかもしれませんが、
自分の為なのか。
家族の為なのか。
会社の為なのか。
“自分が”が大事であることに変わりませんが、誰の為にやるか。
それで意味が大きく変わりますよね。

博士
博士

時間に関しても同様のことが言えます。

人は平等に24時間を自由に使えます。
誰の為に使うのか。

目的は必ず人に帰結します。

つまり最後に行き着くところ、目的とは『人』いうことです。

掃除の目的は?
掃除をすることではなく、綺麗にすることですよね?

ただし、もっと深くもっと先を考えないといけません。
『誰の為にどうしたいのか?』
誰が綺麗と思うのか。

多くの人が、目的が分かっていると言います。
今やっていることに間違いがあるわけではなく、気づく。
気持ちに気づき、見えるようにするということです。
自分が思う綺麗と、家族が思う綺麗は違います。
誰の為にどうしたいのか?この気持ち。自分の思いが必要なのです。

【 PDCAが上手くいくたった一つのコト 】
「誰の為にどうしたいのか?」自分の気持ちを明確にしてください。

PDCAを上手く活用する方法は気持ち。
「誰の為にどうしたいのか?」
しっかり自分と向き合うことが上手くいく為のコツです。

それではPDCAを使って、目的実現のための目標を達成しましょう。

■PDCAを使って実現出来ること

PDCAを上手く使うにはたった一つ、気持ちです。

PDCAには目的が必要で、その目的というのは行動の理由です。
理由を持って何をやるかは自分次第です。

・仕事でいま抱えている問題を解決したい、改善したい
⇒何のために?誰の為に?

・尊敬する上司が成果を出す為、大好きな会社がもっと社会に貢献する為、
・もしくは難しい課題や目標を達成したい、成果を出したい。
⇒なぜ?その先にあるものは?

もっと分かりやすく、誰もが経験している「テスト」で考えてみましょう。
学校のテストでも、資格や昇格でも良いでしょう。
テストは一般的には、知識の到達点や知識量を測ったり、合格や不合格など判定が下されます。
ゴールは明確です。
何点を目指すのか?必要な点数は?

テストに合格することで、収入が増えれば家族は嬉しいですよね。
資格を取得して職業を変えることで、お金や時間を増やすこともできるかもしれません。

もっと具体的なお話は下記の記事にてご説明いたします。
気持ちの強弱が成功のカギ。
強弱は数字で表現することができますよね。

うさぎくん
うさぎくん

目標は数字で管理するのが良いといわれています。

【 PDCAを使って実現出来ること 】
(PDCAを使った事例のご紹介)
こちらの記事であなたの「実現したい」をお手伝いします。

■PDCAと品質でとても大切なこと

博士
博士

気づきが大事だとお話ししました。

多くの人が、失敗したことだけを考えてネガティブになります。
不良を数えて、報告して怒られます。

さて?
良品はいくつかあったのでしょうか?
それが上手くいった理由はなんでしょうか?

PDCAが上手く行くためには、こちらも重要なのです。
成功事例をしっかり把握しましょう。

ゴールに向かって方向修正が必要か、それとも順調か?
今のまま継続するか、それともやり方変えるのか?

ばらつきを抑えることも品質。
失敗は改善して、成功は成功のまま。
成功するか分からない人に、お仕事は任せられないですよね?

そしてここまで、たくさんの「なぜ?」が登場しています。
”なぜなぜ分析”はご存じでしょうか?
なぜ?を5回繰り返すことで、真の原因を追究する手法です。

【 PDCAと品質でとても大切なこと 】
「なぜ?」と問いかけましょう。本質に気づけば、行動の質が変わります。
考えて行動することができます。

■PDCAを通じて 品質まにあからのお願い

博士
博士

みなさまにやっていただきたいことがございます。

品質活動は全員参加だったり、ルール化など押し付ける要素は存分にございます。
間違った品質監査を行えばそれはムダな品質の強要です。

しかし私が行っている品質活動と言うのは、
現場の声を聞いたり、監査を行ったり、
『気づき』を作ることを大切にしています。

自分で気付く、自分で必要性を感じる、自分で考えることなのです。
PDCAと言うのは誰もが日頃やっている事なのです。
それを知る、自覚することで結果や成果が変わるということに、気付いてほしいのです。
そのための指摘は悪い事ではなく、良くするためのきっかけなのです。
・「何でやるの?」と聞いてみましょう。
・間違いがあれば、教えてあげましょう。
・「こうしたら良い」を共有しましょう。

ねずみちゃん
ねずみちゃん

お互いが思いやりをもって、指摘できたらいいね!!

■まとめ PDCAで夢を実現して欲しい

どうしても解決したい問題がある。
もっと効率的に、もっと生産性高く改善したい。
資格の勉強をしているので合格したい。
自分に向いている職業は他にあるから転職にチャレンジしたい。
PDCAは前向きな気持ちの時に発動します。

博士
博士

『誰のために?』をお忘れなく。

目標の確認が、1ヶ月、半年、1年など自分の都合で問題ありません。
良いコトも悪いことも定期的に確認しましょ。
さて実践です。
実際にPDCAを使い、夢の実現に活かしてみましょう!!

コメント

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